vol.1 あの“ガマの油”は馬油だった?!
馬油は日本人の肌の“お守り軟膏”
日本では古くから民間薬として日常的に使われてきた馬油。
今では“一家にひとつ”の常備アイテムとしてだけではなく、
芸能人やタレントをはじめ、美容フリークの間では、
キレイをつくる万能美容オイルとしてブームが継続中!
ここではそんな馬油の魅力をご紹介していきます。
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芸能人やタレントをはじめ、美容フリークの間では、
キレイをつくる万能美容オイルとしてブームが継続中!
ここではそんな馬油の魅力をご紹介していきます。
馬油の起源には諸説あるようですが、
中国で生まれたというのが通説のようです。
中国では肌トラブルを治す薬として
扱われていました。
それが、奈良時代くらいには日本の九州地方から
伝えられたと言われています。
日本では戦国時代になると、
武士たちが合戦時に傷を治す軟膏として
重宝されていました。
明確な史料がありませんが、
馬油に傷を治したり、
肌トラブルを改善したりする効能があることは
昔から知られていました。
江戸時代になると庶民にまで広く馬油が浸透しました。
この頃の大道商人が 口上とともに
“ガマの油”を売っていたとされていますが、
この“ガマの油”が実は“馬油”だったという説があります。
これは江戸中期頃の一連の“生類憐みの令”により
馬の油と公言できなくなったため、
「我が馬の油→我馬の油→ガマの油」と名前を変えたそうです。
古くから、日本人の肌を守ってきた馬油。
その時々の状況や流れに合わせながら、
脈々とその魅力が語り受け継がれてきたのですね!
※参考書籍:「ぬるだけで驚くほど効く馬油」木下繁太朗(ハート出版)